ミック・ファニング優勝、2014 Moche Rip Curl Pro

まさかミックが優勝するとは想像もつかなかった。ていうか昨日の時点では、パーコとケリーとギャビーのアーリーロスが意味することを理解するだけでいっぱいだった。昨晩、ブログを書き終わった時点で、すでに地球の裏ではラウンドフォーが始まっており、ちょうど6時間ほどの睡眠を終え目を覚ましたときには、ミックがステージのうえでインタビューのまえにシャンパンの掛け合いをやってしまい、ジョー・チュペルが小さな声で「順番が逆なんですけど・・・」って抗議してるときだった(笑)。

本人が優勝後のインタビューで、”I like to stay under the radar”と言っていたとおり、ミックの優勝を信じてた者はすくなかったんではないだろうか。まして私は地元ジョンジョンを応援してたせいで、完全にもう一人のタイトル候補のことを忘れていた。すでにベルズとジェフリーズというクラシカルなポイントで2勝挙げているファニング。ポルトガルで優勝してもまったくおかしくない。まして彼は去年世界一に輝いてる3x ワールドチャンプですぞ。Way to go Champ!!

だが、ここで実際に優勝してもらいたかったのは、ケリー。ケリーにミックがやったことを期待していた、自分がここにいる。おそらくギャビーはポルトガルでワールドチャンピオンになるマインドセットでPenicheにやってきたんだろう。でも、そう簡単にいかないのがサーフィンの世界なのだ。ホーンが鳴る寸前のどんでん返し。最終戦のパイプラインでの大逆転劇。それがこのスポーツの醍醐味じゃないか。それをヤングマンにワカらせてあげたかった。ワールドタイトルの重み。ワールドチャンピオンの威厳。おそらくギャビーのなかでその辺りのことが、いま重くのしかかってきてると同時に、彼がいま挑んでいることの尊さが理解できたんじゃないだろうか。Watch him at Pipeline. これまでのあどけない青年が一回り大きくなってパイプラインに現れることを期待する。

パイプラインでのタイトルレースのシナリオ

ギャビーが2位か優勝した場合:2014 ASP World Titleはブラジルのガブリエル・メディナのものに。

ギャビーが3位になった場合:ケリーはタイトルレースから脱落。ミックは優勝するしかない。

ギャビーが5位になった場合:ケリーはタイトルレースから脱落。ミックは優勝するしかない。

ギャビーが9位になった場合:ケリーはタイトルレースから脱落。ミックは2位かそれ以上の結果が必要。

ギャビーが13位か25位になった場合:ミックは3位でタイトルが手に入る。もしくは、5位だったら、ファニングとギャビーの特別ヒートを設けて、そこでタイトル対決させる。

ギャビーが13位か25位になった場合:ケリーは優勝するしかない。

上は負けたあとのインタビューだが、すべてはギャビーがどこまで駒を進めるかに掛かっている。”ケリー、ミック、ジョンジョン、彼らはみんなパイプラインスペシャリストですが、それにどう対応しますか?”という質問に、ギャビーは”対戦相手は関係ない。あとは自分次第でしょ。あといくつかヒートアップすればいいだけのこと”と答えた。うん、実にいい心構えだとおもう。ヒートには対戦相手がいるが、じつのところ自分のすべてを出せるかがキーポイント。結局は、自分との戦いである。ジョンジョンはタイトルレースから脱落したが、その分気が楽になったようで、”パイプラインではどうしてでも勝ちたい”と言ってるらしい。彼がパイプでどんな活躍をするかによってタイトルレースの行方も影響されるような気がしてならない。ASPさん、はやくマスターズのヒート表アップしていただけませんか?(笑)

2014ビラボン・パイプマスターズのファイナルは、ジョンジョンvs.メディナ。これを見たい!

今年もASPが断然おもしろい!!

堅木