ビラボンパイプマスターズ、ワイルドカード枠が8から通常の2に減る!!

サーフラインの元の記事↓

http://www.surfline.com/surf-news/billabong-pipeline-masters-reverts-to-36-man-field-to-hold-trials-prior-to-main-event_120054/

これはどういうことかというと・・・

パイプラインを特別扱いするのはやめ、その他のCTイベントと同じフォーマットで試合を行おうといういたって当たり前のことである。だが、だ・・・地元ハワイアンに言わせれば、あってはならないこと・・・だろう。正確な理由はわからないが、パイプラインだけ特別にワイルドカードの枠を多く設けたのは、地元のサーファーに対する配慮。ハワイの歴史や伝統に敬意をはらってパイプスペシャリストが多く出場できるようにしたのではないだろうか。14年間この特殊なフォーマットは続いたとサーフラインは言っているが、当初は16人のワイルカード枠があった。16人である。

それが8人減り、今年から2人になるわけだが、このことに関して自分は前から疑問を感じていた。地元の側に立ってものを言えば、ハワイのサーファーをバカにしてるということなんだろうが、ASPのファンとしては、ワールドタイトル争いがからんでくる最終戦において、パイプという特殊な技能を要求されるポイントで、そこの波に乗る専門家たち(スペシャリスト)相手に戦うというのは、あまりにも無理があるんではないだろうか。しかも一人や二人ではない、8人、16人という大所帯である。

当然ワイルドカードはランキングのトップの選手と当たる事になっているから、今年はメディナとミックが対戦相手になるわけだが、もしここでアーリーラウンドでメディナが負けたら、ほらいわんこっちゃないとなる(笑)。それが勝負の世界というものだ・・・で済ませられればいいが、負けた選手のファンはもちろんのこと、負けた当人は「この一年はいったいなんだったんだ???」ってオチルだろう。その事に関して以前日本のサーフ雑誌社の編集長にぶつけてみたことがあるが、彼女も若干疑問を感じているようだが、でも、だからといってどうにもできないじゃない・・・という感じのことを言っていた。

ハワイを拠点にしてる自分としては、やはり地元の選手にCTで活躍してもらいたいという感情がある。だが、ハワイの選手は偉大な選手でも世界を回らなくても冬のノースで活躍すればいいじゃないかっていう、いわば代替プラン、バックアッププランがあるので、QSで苦労するぐらいなら島に残ってトリプルクラウンを待とうと呑気なことを言うようになる。そのいい例が、ジェイミー・オブライアンである。あの天才サーファーならQSでたって絶対クオラファイするはずである。それが若い頃に自分ちのまえのパイプラインで優勝なんてしちゃったんで、世界に飛び出していく意欲をうしなってしまった・・・ま、これは想像で言ってるだけのことである。ジェイミーに直接聞いたことではない。

そこで思ったんだが、このワイルカード枠を減らすらすということは、ハワイの若手の育成につながるかもしれない。これからはそう簡単にパイプラインにでれなくなれば、やはりQSで巡業してクオラファイしてCT選手になるしかないと考えてくれれば結果的にハワイのためになる。今年クオラファイしそうなハワイの選手は、ケアヌ・アシングのみである。特別扱いはいかん。公平にしないと。

どうしたらハワイのサーファーたちの賛同を得られるかでASPも考えたようだ。ロコトライアルをひっそりとやるんではなく、通常のCTイベント同様フルプロデュースでウェブキャストするらしい。しかも賞金総額も$100,000とアップし、出るだけで$2,000が約束されていて、そのぐらいで地元選手に納得してもらおうということだろう。1位と2位には、$10,000と$8,000のチェックが渡されるうえに、パイプマスターズへの切符も手に入れる。悪くない話である。このことで地元からプロテストなど起きないといいのだが、このまま反発もなくいけば数年後には誰もなにも言わなくなるだろう。これまでは毎年フォーマットが変わりすぎたような気がする。やり方を固定してしまえば、それが普遍の法則になっていくであろう。

今年のビラボンパイプマスターズは、12月8日開幕です。