Reef Hawaiian Proで見たバックサイドの破壊力

Nov 14, 2014 (Fri)
ハレイワで開かれているリーフハワイアンプロはウェイティングピリオド初日からいい波に恵まれ(なかには躊躇していた選手もいたほどXLだったが)徐々にサイズは下がってきているものの、3日目の今日も十分コンテスタブルな波があり試合続行。見た感じはシックスぐらいで比較的波数も多く、パイプ方面はコナウィンドで全滅なのにハレイワだけがサーフィンできるというチョーラッキーな展開になった。
自分は午後から観戦するチャンスに恵まれ、去年のパイプ以来のCT選手のサーフィンを目にすることになったが、去年より全体的なレベルがまたしも上がったような気がした。世界のサーフィンはどんどん進化していってるので日本のプロサーファーが追いついてこれなくなるんじゃないかと心配になるが、この件は某サーフィン雑誌の名物編集長に任せておくことにしよう(笑)。
ビーチに足を踏み入れた瞬間、PAから“ミックが乗った~!”と興奮気味の声がビーチ全体に響き渡った。海のほうに首を回すと、ミック・ファニングの業界一回転半径の小さいハックをアウトのファーストターンで一発、ミドルセクションで2発目、そしてインサイドのトイレットボールで3発目と3回も見せつけられ、苦労してエアコンの無いおんぼろトラックでここまで来てよかったとあらためて感じた(笑)。

今回特に感じたのだが、ハレイワぐらいのパワーのある波になってくるといくらプロとはいえ波を手なずけることはできない。無理してハワイの波と張り合っても、押し返され、はたかれ、つぶされて苦しい思いをするか、へたしたら脳震盪とかリーフと接触してあろは~!ってことになってしまう(笑)。そういう本気波になったとき、フロンサイドとバックサイドのどっちが有利か? ってよく議論してるが、結局はどっちも短所長所があって一概に決められないという結論になる。だが、今回ハレイワのシックスフィートの壁と対面してフロントサイドでミック・ファニングのように板を回してた選手はそう多くなかった。当てるのが精一杯であとはフローターで流すみたいなことが多かった。ところがバックサイドの選手は繰り返しきわどいところに当て込み、板を180度転回していたようにおもえた。オフィスにもどって写真を整理しはじめたら、やはり私の推測は当たっていた。180度まで回しこんでるのはほとんどバックサイドであった。

CTから遠ざかってるダミアン・ホブグッドだが、兄のCJとともにバックサイドのテクニックはピカイチのダミアン。破壊力も抜群でハレイワのリップを木っ端微塵にふっ飛ばしていた。
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これはバックサイダー全員に共通して言えることだが、爆発的バックハンドは深いボトムターンからはじまる。とくにウィルコのボトムターンの美しいこと。ジェフリーズベイを攻めるオッキーを彷彿させる腰の低さ、腕の位置、似通ってる部分が多くみられた。ただオッキーと違う点は、トップでのテールのリリース。ウィルコは意図的にフィンを抜き体勢を崩すことなく180度のとこまでもっていく。素敵だった。
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オーウェン・ライトもテールをリリースさせる天才。怪我が治ってツアーにもどってほんとうによかった。I like his style.
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オーウェンとウィルコのようなテールを抜くバックハンドは試合的にはポイント高くなるんだろうが、ダミアンのようにレールをいれてターンしたほうがスプレーは綺麗な形に飛ぶのかもしれない。ちょっと気になったので取り上げてみました。

堅木