SURFER POLL AWARDS、ジョンジョンの時代がきた

今宵はタートルベイでSURFER MAGAZINE誌主催のSURFER POLLがおこなわれ、普段はセミヌードでコンテストにでてる選手たちがタイにドレスと綺麗に着飾り、いつもとはちがった一面をみせてくれる華やかな催し物になった。今回の司会はオッキーとジェリー・ロペス。ジェリーが登場したことでこの会に重みが加わり、彼のウィズダムでサーファーのなかにも賢い者がいるということを世に知らしめるいいチャンスだったのだが、ある場面でノア・ディーンが”F*#k WSL!!”って叫んだときには冷や汗が出た(笑)。WSLというのはASPのこと。来年からASPがWSLに改名し新しいスタートを切る。それを世界中にネット配信される公の場でFワードでけなすとは、さすがなんのしがらみもないフリーサーファー(笑)。これがASPの選手だったら、罰金$500,000に半年間出場停止とかいう厳しい処分が課せられていることだろう。酔っぱらってたみたいだけど、ハワイの飲酒は21歳から。彼はお酒飲める年齢なのかね?ケリーはウィットに富んだジョークを即席で言うのがうまいんだが、ノアの爆弾発言のあとジェリー・ロペスがオッキーに、「あんことがあった後じゃ、何言っていいんだかわからない」というお手上げのコメントを残したことに関し、「あのあとだからこそ何言っても平気。あれ以上低俗にはなりようがないから」とばっさり切り捨てていた。がはは!

投票結果はサーファーマガジン誌のウェブサイトで。↓

http://www.surfermag.com/surfer-poll/2014-surfer-poll-winners/#051a6d80ac

今回、この宴についてブログを書くつもりはなかったんだが、サーフィン史のターニングポイントにもなりかねない、一種の事件といっても過言ではないことが起きた。ついにケリー伝説が崩れたのだ。なんだか20回以上もトップに居座り続けていたらしいケリーが、ついに2位に退けられ、ついにジョンジョン・フローレンスの時代が到来した。なんだかスーツを着てかしこまっているジョンジョンをみて、なんとなくはじめからそんな予感はしてた。去年だってハラハラドキドキしたのに、今年はいつかは来る世代交代の匂いがぷんぷんしていた。なかなか結果を発表しないオッキーのもったいぶった言い方も、「まさか」を感じさせた。その「まさか」が、起きたのである。

でもはたして、この事件は「まさか」であろうか。これだけ長く名実ともにトップに君臨しつづけたケリー・スレーター。ほかのスポーツ界に20年以上もトップレベルの才能を維持し続けた選手はいない。ケリーだから「まさか」となるのだが、これがノーマルな世界の話だったらもう何年も前に人気が落ちていて当たり前の話しである。彼自身、受賞スピーチの出だしは顔がひきついっていたが、一旦話し始めたらいつものごとくジョークを交えつつうまい具合にまとめてジョンジョンに引き継いでいた。さすがである。

そして、この男が世界一人気者になったジョンジョン・フローレンス。ちょっとはジョークも言えるようになって、自分の髭を冗談で自慢していた。

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モメンタム世代最後のケリーも、そろそろ幕を引くときがきたのだろうか・・・いや~そんなことはないっ! また来年もケリーはご機嫌のストークをもってツアーに戻ってくる。サーフィン界のアカデミー賞は、プロダクションもなにも本物のアカデミーに劣るのだが、マイクをまえに選手たちを立たせることによって普段はビーチでみせない部分が見えてきて非常にエンターテイメント性が高いイベントだとおもう。みなさんもチャンスがあったら見てみてください。

堅木